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| 加久 浩文院長 | 加久 晶子副院長 |
| 179号(平成14年9月6日号) |
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「チック症について」
カク小児クリニック 副院長 加久晶子
小児科を受診する小児のチック症状は、3〜6歳で発症し瞬きや
頭を振るなど顔面や頚部の1〜2種のチックのままで、1年以内に
自然に消失するものが多い。
チック症は心理的な疾患とされてきたが、現在では、生物学的な
基礎のある疾患と考えられるようになっている。
チックになりやすい素質の遺伝が関与することを、強く示唆されている。
病態生理からみると、チック発現にはドーパミンを中心とする脳内の
神経伝達物質のアンバランスによることが指摘されている。
チック症状には、運動チックと音声チックがあり、典型的なチック症で
あれば症状を観察して本人や家族から経過などを詳しく聞くことで
ほぼ診断可能である。
治療の基本は、心理教育や家族ガイダンスおよび環境調整で、
日常生活の中では、両親は強制や過剰干渉をさけ、明るくかつ
落ち着いて行動することが望まれる。チックをやめさせようと叱るのは
不適切であるが、全く触れないで家族が緊張するのも不自然であり
本人の特徴のひとつとして受容していくことをすすめる。
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